薬💊の副作用を知っておく(SLE編)
ネットでかき集めた自分のための備忘録。
|プレドニン(ステロイド)
※白血球の機能低下
・インフルエンザ、肺炎、結核
→発熱、咳、息切れ、頻脈の症状に注意
※インスリンの働きを阻害
→食事療法、運動療法、インスリンの投与の場合も
高血圧(ステロイド投与数日後~数週間くらい)
※血液中のナトリウムを増やす作用の影響
→降圧薬
脂質異常症(大量の投与1~2か月後くらい)
→食事療法、重度は薬物療法
精神異常・ステロイド・サイコーシス(長期大量の投与)
※精神状態に変化、一過性
→向精神薬
※目の水晶体が曇る
→眼科
※眼球の中の水の流れが悪くなり、眼圧が高くなり、視神経を圧迫し、視野が狭くなり失明に至る危険な病気。
→点眼薬、免疫抑制薬、重傷はステロイド中止。網膜まで及べばレーザー治療。
胃腸障害(長期大量投与)
※胃や十二指腸に潰瘍が発生
→胃粘膜を保護する薬
※骨量が減って骨がスカスカになりもろくなり、骨折しやすくなる
→骨を守る薬を併用
圧迫骨折
→転倒や背骨への衝撃に注意。
→椅子に腰かけるだけで起こる場合があり、脊髄の場合痛みがある。
→痛みのある急性期は鎮痛剤、短期間だけコルセットを使う場合も。
無菌性骨壊死(投与後1か月くらい、長いほど起こりやすくなる)
※骨の末端部の細胞が死んで、組織が壊れてしまう。SLE患者の10%に起こる。大腿骨頭、下腿の両端、足など体重のかかる骨の部位に起こりやすい。
→大腿骨頭壊死では股関節が痛むので気づくが膝ではなかなか気づかない。
→壊死を早期に発見し、体重の負荷がかからないように工夫していくことが大切。歩行が困難になった場合は外科的手術。
副腎不全、ステロイド離脱症候群
(長期投薬していて急に中止したとき起こりやすい)
※副腎不全とは、副腎が動かなくなっている状態。
→倦怠感、関節痛、筋肉痛、食欲不振、悪心、低血圧、体重減少、発熱の症状
→薬の減量の速度をゆるめる
ムーンフェイス、野牛肩
※体の脂質代謝に影響することで顔、首回り、肩、胴体などの脂肪が多くなる。逆に手足など四肢の脂肪は少なくなる(中心性肥満)
→カロリーをとりすぎない
→肩甲骨に脂肪がたまると野牛肩になる
皮膚症状、にきび、多毛(長期服用で起こりやすい)
※皮膚が薄くなったり、皮下出血、傷の治りが遅くなる。
ステロイド筋症(ミオパチー)
※たんぱく異化作用により、筋肉の細胞成分が分解され筋肉細胞が線維化する病態。ミオ「筋肉」パチー「病気」。
→腰や脚の筋肉に脱力が起こるようになり、階段の上りがつらくなるといった症状。服用量が減ると消失。
月経不順、無月経
※下垂体からの卵胞刺激ホルモンの分泌抑制による。
▼ソース
http://byoukiwakaru.com/kougen/category4/fukusayou17.html
|プレドニン減量に伴う症状
健康な人で1日のステロイド必要量はプレドニン換算5mg位ですが、
自分でステロイド分泌することを忘れた身体を「ステロイド不足」状態にして副腎に仕事を思い出させる必要があります。
怠さ、眠さ、食欲不振。7.5~2.5mg(日数的にこの期間が長い)がいちばんつらいという話もある。
|プログラフ(免疫抑制剤)※タクロリムス
・白血球が減少し、感染に対する抵抗力が低下するので、いろいろな感染症にかかりやすくなる。
→生もの食べない(刺身、貝)、プール、温泉気を付ける
・血中トラフ濃度が20ng/mLを超える期間が長い場合、副作用が発現しやすくなる
・肝障害(私は特に薬に注意が必要)
生活上の注意
- 感染しやすくなりますので、手洗いやうがいを行い、規則正しい生活を心がけてください。
- 予防接種は医師の許可なしに受けないでください。
- グレープフルーツ(ジュース)は、この薬の作用を強め、腎障害などの副作用があらわれることがありますので、これらを一緒に飲食することは避けてください。
- セイヨウオトギリソウ(セント・ジョーンズ・ワート)含有食品はこの薬の作用を弱めることがありますので、これらを一緒に飲むことは避けてください。
- 尿量が減る、全身のむくみ、のどの渇き[急性腎不全、ネフローゼ症候群]
- 出血傾向、疲れやすい、むくみ[血栓性微小血管障害]
- 発熱、紅斑、水疱・びらん[皮膚粘膜眼症候群]
- 呼吸困難、息苦しい[呼吸困難]
- 発熱、から咳がでる、呼吸困難[間質性肺炎(関節リウマチに使用時)]
- 発熱、全身倦怠感、かぜのような症状[感染症]
- 激しい上腹部痛、発熱、吐き気[膵炎]
- 口渇、多飲・多尿、疲れやすい[糖尿病、高血糖]